【名機/極美品/整備若干のアップグレード済み】SONY DAS-702ES (1984年発売/ソニーの単体D/Aコンバーター第一号機)

■「初号機に魂宿る」じゃないですが、好きなオーディオやカメラ、車などの系譜を辿って行くと、やはりそれぞれのメーカーがその分野で初めて世に出したモデルというのは、その後に続く2号機以降とは別物のような気がします。その後どんなにリファインされ、スペックが上がっていっても初号機を使い続けたり、敢えて探して戻ったり、というのはお好きな方でしたら心当たりがあるんではないでしょうか？
■かつての10年が今や1年かそれ以下のスピードで進化するデジタルオーディオ機器の世界では、本機ももうビンテージの域です。殆ど輸入機材の自分のシステムの中では唯一国内勢はSONYだけかもです。それも初号モデルが多いです。DACで16ビット、44.1kHzまでのスペックで、結構大きく重量も11Kgもありますが、SONYの当時の物量投入の凄さは徹底した左右chの分離や電源部の強化や頑丈なケース構造に現れています。
■私のように、WadiaやSONYのCDトランスポートやSACDプレーヤーやiPod/iPhone用トランスポートを多用し、できるだけアナログ的なしっとり落ち着いた音を出したい方は、一回使ってみていただきたいと思います。相当新し目のスイスのハイエンドや中華のハイスペック機とも改めて聴き比べましたが、依然凄くいいと思います。またこのモデルの後継機の703もセカンドマーケットやオークションでも人気のようですが、更にプラス5キロの重量級で、音作りの本質は同じだと感じました。
■出品のお品は、外観等非常に綺麗です。流石に市場にあるものも相当やれてきたものが多いですが、艶もありロゴや印字の欠けやかすれはありません。前のオーナーが、電源部のダイオードをハイスピードのSICに換装し、麦球のランプの照明を青色LEDに交換しています。デジタル出力も2系統同期し、昨日まで現役で使用していました。但し、なにぶんビンテージ級のものですので、あくまで現状優先にてお願いいたします。ちょっと増え過ぎてしまったオーディオ機器を泣く泣くw整理中です。どうぞよろしくお願いいたします。